高齢者の見守りグッズとは？選び方とおすすめの見守りグッズも解説

高齢化社会の進行に伴い、さまざまな見守りグッズが販売されています。

しかし見守りグッズには、家電や持ち歩けるペンダントタイプなどのたくさんの種類があるため、何を基準に選べば良いか悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本記事では、高齢者見守りグッズの概要を解説したうえで、グッズの選び方を紹介します。

また、高齢者におすすめの見守りグッズのタイプも合わせて解説します。

ぜひ見守りグッズを検討する際の参考にしてみてくださいね。

高齢者見守りグッズとは？メリットとデメリット

見守りグッズとは、離れて暮らす家族の安否確認ができるアイテムのことです。

具体的には、以下のようなアイテムがあります。

• 家電タイプ：電球・冷蔵庫・カメラなど
• 家電以外のタイプ：ペンダント・乾電池など

親本人の日々のライフスタイルに溶け込みながら、健康状態や安否を確認できます。

ほとんどのグッズが生活パターンを乱さず、プライバシーにも配慮されており、設置も簡単にできるものが多いです。

そのため、見守る側も見守られる側も、「グッズを使用する際に負担や抵抗が少ない」というメリットがあります。

一方で見守りグッズの種類によっては、「ある程度のコストがかかる」というデメリットがあります。

機器代金などの初期費用のほか、場合によっては月額料金やメンテナンス費用もかかるケースがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

高齢者見守りグッズの選び方

ここからは高齢者見守りグッズの選び方を、以下の項目に分けて解説します。

• 種類や特性で選ぶ
• 機能性で選ぶ
• 手軽さや使いやすさで選ぶ
• 費用相場を比較して選ぶ
• 高齢者本人の意見も聞いて選ぶ
• wifi接続の有無で選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

種類や特性で選ぶ

高齢者見守りグッズを選ぶ際は、グッズの種類や特性をチェックしましょう。

それぞれの見守りグッズによって、役割が変化するからです。

例えば、足腰が悪い高齢者や少し認知症の症状が見えてきた高齢者などは、カメラがおすすめです。 自炊をする高齢者なら、冷蔵庫や電気ポットで安否が確認できます。

見守られる高齢者の生活スタイルや状況によって、見守り家電も変えてみてください。 

機能性で選ぶ

高齢者見守りグッズの機能性をチェックすることも大切です。

見守りグッズにはアイテムによって、以下のようなさまざまな機能が搭載されています。

• 高齢者が外出したことを把握したい場合は動体検知機能付きのセンサー
• 夏の熱中症が心配な方は温度センサー
• 親と離れて暮らしている場合はテレビ電話や通話機能が付いたもの

見守りグッズには目的・状況・生活スタイルに合わせて、便利な機能のついたアイテムがたくさんラインナップされています。

見守るあなたと見守られる高齢者に、フィットしたタイプを選ぶと良いでしょう。

手軽さや使いやすさで選ぶ

高齢者見守りグッズを選ぶにあたって、手軽に始められるかどうかもチェックしておきましょう。

グッズを取り入れるうえでサービスが優れていても、始めるまでに面倒だと思わぬ手間がとられる可能性があります。

グッズによっては設置に必要な工事・電源・wifiが不要なものがあります。

親はもちろん家族全員が使いやすい操作性を備えたアイテムだと、ストレスなく安心して使用できるでしょう。

費用相場を比較して選ぶ

高齢者の見守りグッズには、以下のように種類によって費用が異なります。

種類	初期費用相場	月の費用相場
センサー（電球）タイプ	0円～（電球自体が無料のケースがある）	1,000～2,000円
センサー（カメラ、その他）タイプ	20,000～200,000円（買い取りorレンタルかで大きく変わる）	2,000～5,000円
電話タイプ	0～10,000円	200～1,500円

見守りが万全であるほど、費用は高くなる傾向にあります。また同じ種類のサービスでも、価格差のあるケースが多いため、利用開始前に確認しておくと良いでしょう。

全体的な高齢者の見守りサービスの料金については、以下の記事で詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください。

本人の意見も聞いて選ぶ

見守りグッズを選ぶときは、親本人の意見も尊重しましょう。

親を大切に思うがあまり、つい見守り体制を強化してしまいがちです。ただしあまりに万全な見守りだと、「監視されている」と抵抗を感じることもあります。

親が監視されていると感じないように、できるだけ自然にサポートできるものを選んであげましょう。

可能なら、親と一緒に見守り家電やサービスを選ぶのがおすすめです。

wifi接続の有無で選ぶ 

検討している見守りグッズに、wifiの接続が必要かも調べておきましょう。

高齢者の一人暮らしの場合、インターネット環境がなくWi-Fiの契約をしていないところも多い傾向にあります。

近年、ネット環境がなくても使える見守りグッズもラインナップされています。

親の家にwifi接続がされていない場合は、ネット環境が必要かをチェックしておくことも大切です。

高齢者におすすめの見守りグッズのタイプ

ここからは、高齢者におすすめの見守りグッズのタイプ・特徴を紹介します。

• 電球タイプ
• 冷蔵庫
• カメラ
• ペンダント
• 乾電池

それぞれのタイプの特徴が理解できるように、詳しくチェックしていきましょう。

電球タイプ 

電球タイプは手軽に始めやすいため、高齢者の見守りグッズの中で特に人気があります。

電気のスイッチをON/OFFするだけで、安否確認ができる仕組みです。

例えば長時間電気がつかなかったり、つけっぱなしになっていたりした場合に通知が送られるので、親の安否確認や孤独死の防止につながります。

電球は生活必需品で夜に使われることが多いため、使い忘れの心配も少なく、カメラのように目立つこともありません。

電球タイプの高齢者見守りサービスには、当社の「ハローライト」が挙げられます。以下で詳しく記載しているので、気になる方はぜひご覧ください。

冷蔵庫

高齢者の見守りグッズのなかのおすすめの一つに、冷蔵庫などの生活家電もあります。

こうした見守り家電は、生活スタイルを崩さずに自然体で見守れるのが魅力です。

家電の利用頻度を感知して安否確認を行うタイプが多く、見守られる側は普段通りの生活を行えます。

カメラもないので精神的負担も少ないでしょう。

また大手家電メーカーでは、見守り以外の便利機能も付いています。便利機能はうまく使うと買い物回数を減らせることで、電気代の節約になります。

シンプルに使いこなせるかを見極め、自分の親にも向いているかを検討したうえで選びましょう。

冷蔵庫による見守りについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

カメラ 

カメラタイプも、高齢者の見守りグッズとしておすすめのアイテムです。

部屋に設置して映像を見ながら見守ることが可能で、何か異常があったときにすぐ対応できるだけでなく、予防にも役立ちます。

通話機能があれば異常があったときに直接声をかけられるため、安心感が増すでしょう。カメラの設置場所も重要で、高齢者なら日常的に過ごす場所に設置することが大切です。

またカメラを選ぶ際は、通話機能・設置場所・インターネット環境が重要なポイントとなります。多くのカメラはスマホで映像を確認するため、インターネットが必要です。

そのためカメラを検討するのなら、「親の家にネット環境があるか」を確認しておきましょう。

以下の記事ではカメラによる見守りについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

ペンダント 

ペンダントタイプも、高齢者見守りグッズの一つとしておすすめです。

ペンダントを身につけておけば、外出先でも室内でも、握るだけで通報先に電話・メール・SMSが送れる仕組みです。

通報を受け取った人はGPSでどこから発信されたかを確認ができ、親のもとへ駆けつけられます。

もし親が外出することもあるのなら、携帯できる見守り用のペンダントを持っておくと安心でしょう。

乾電池

見守りグッズの中で、乾電池もおすすめの一つです。

例えば自分の親がよくテレビを見るのなら、リモコンの乾電池を専用のものに交換するだけで、見守ることができます。

本人はいつも通りにリモコンを使用するだけなので、余計な負担をかけることも少ないでしょう。

また、エアコンのリモコンに設置すれば、暑い夏場などでは「熱中症対策ができているか」も確認できます。

まとめ 

今回は高齢者の見守りグッズについて解説しました。

見守りグッズを選ぶ際は、グッズの使いやすさや費用をチェックすることが大切です。

また、高齢者の家にはインターネット環境が整っていないところもあるため、wifi接続の有無も確認すると良いでしょう。

当社のハローライトならネット接続の必要もなく、電球を専用のものに交換するだけで、親を見守ることができます。

また最初の電球代は無料で、月額料金1,078円だけで利用可能です。

設置にあたり、面倒な工事も必要ありません。

電球の取り換えの際は、クロネコヤマトスタッフが無償で行ってくれます。ぜひご検討ください。