電話型の高齢者見守りサービスとは？メリット・デメリットを紹介

電話を使った高齢者見守りサービスをご存じでしょうか。

本記事では、電話型の高齢者見守りサービスについて基礎知識からメリット・デメリットまで徹底解説していきます。ぜひご一読ください。

電話を使った高齢者見守りサービスとは？

電話を使った高齢者見守りサービスとは、離れて暮らす親などの安否確認を電話で代行してくれるサービスです。

定期的なタイミングで見守り対象者に電話をかけることで、安否確認が可能になります。

中には、電話のボタン操作で対象者が健康状態を記録。見守りしている側に記録として送信できるサービスもあります。

高齢者見守り電話のメリット

高齢者見守り電話のメリットは以下の通りです。

• 電話さえあれば利用開始できる
• 他のサービスに比べて費用が安い
• 監視されている感も少ない

高齢者見守り電話のメリットは何より、手軽に利用開始できる点です。他の種類の見守りサービスの場合、インターネット環境が必要であったり、設置工事が必要であったり何かと準備が必要で手間がかかりがちです。

その点、電話型であれば固定電話か携帯電話（スマートフォン）さえあれば利用開始できます。

また、見守りカメラなどに比べて対象者が監視されている感を感じにくいというメリットもあります。費用の安さも大きな魅力でしょう。

高齢者見守り電話のデメリット

高齢者見守り電話のデメリットは以下の通りです。

• 電話を受けるのが手間に感じる
• 見守り可能な範囲が限られている

最大のデメリットは、定期的に電話を受ける手間が発生する点です。対象者によってはかなり不快に感じる場合もあるので、事前に確認が必要です。

電球型の見守りサービスなど毎日使うものと連動して安否確認可能なサービスもあるので、そちらも検討するとよいでしょう。

また、電話型では様子を見守ることができない、徘徊防止はできない、即座の駆けつけはできないといった見守り可能な範囲が狭い点も特徴です。より手厚い見守り体制を構築したい場合は別サービスを検討しましょう。

電話が手間に感じるなら電球方見守りサービスハローライトがおすすめ

電話が手間に感じるなら、ハローライトがおすすめです。

ハローライトは、電球を入れ替えるだけで始められる見守りサービス。

電球のON/OFFで安否確認を行います。毎日使う電球が24時間以上点灯（消灯）しなかった場合にアプリを通じて通知を行います。電球の利用履歴もアプリ上に記録されますので、生活リズムを把握することもできます。

電話に対応せずとも、見守りや安否確認を実現することが可能です。

その他のハローライトの魅力の一つは価格の安さ。

初期費用無料、月額料金1,078円の低価格な見守りサービスです。

クロネコヤマトのサービスなので、電球の入れ替えは無償で代行してもらえます。

インターネットや設置工事もなく、シンプルな機能で始められる高齢者見守りサービスです。

高齢者見守り電話のおすすめサービスをご紹介

ここでは、おすすめの高齢者見守り電話サービスをご紹介します。

• 見まもっTELプラス
• つながりプラス

それぞれ紹介していきます。

見まもっTELプラス

見まもっTELプラスは、電話で週2回自動音声による安否確認を行えるサービスです。

初期費用	11,000円（税込）
月額料金	1,650円（税込）
設置工事	不要
インターネット環境（Wi-Fi）	不要

• 電話で週2回の安否確認を実施
• 電話さえあれば利用開始できる（固定電話・スマートフォンどちらでもOK）
• 費用補償付き

見まもっTELプラスは、週2回の安否確認電話を実施する見守りサービスです。安否確認電話に対し、見守り対象者が以下のボタン操作を行います。結果はメールかSMSで届きます。

• 1番：元気
• 3番：ちょっと体調が悪い

安否確認に加えて、見守り対象者死亡時の費用補償がついています。孤独死発生時の原状回復費用（修繕、清掃など）や家財の片付け費用が最大100万円補償されます。

そのため、不動産オーナーにも人気のサービスです。

つながりプラス

初期費用	11,000円（税込）
月額料金	ライフレポートプラン：8,800円※毎週1回お電話&ライフレポ―ト 簡易ライフレポートプラン：5,400円※毎週1回お電話&簡易ライフレポート
設置工事	不要
インターネット環境（Wi-Fi）	不要

• 週1回担当コミュニケーターが電話で安否確認
• 利用開始時に電話担当者のプロフィールシートが送られてくるので安心して通話できる
• 電話の内容をライフレポートとして提出してもらえる

つながりプラスは、会話付きの電話型高齢者見守りサービスです。

一人暮らしの高齢者に対して、電話を使って安否確認をすることに加えて、会話の内容をレポート（ライフレポート）として家族に共有します。

安否がわかるだけでなく、健康状態が何となくわかる、生活状況がわかる、高齢者にとってのコミュニケーションの機会が増えるといったメリットがあります。

電話の回数は週1回で、ライフレポートは都度送信されます。また、利用開始時に「はじめましてキット」と呼ばれる電話担当者のプロフィールシートなどが送られます。知らない人と電話で話す際に感じる不安を解消します。

みまもりコール

みまもりコールは高齢者それぞれに連絡を入れることで安否確認するサービスです。

事務的に行うのではなく、ていねいに連絡するところが大きな特徴です。
みまもりコールの特徴として、こちら側の希望に合わせたサービスを提供している点が挙げられます。

電話をかける頻度も毎日と週2回、週1回の3種類を用意しています。
健康状況や生活環境、さらに連絡する高齢者の意向を反映できるわけです。

みまもりコールは電話見守りにとどまらず、多様なサービスに対応しているのもおすすめポイントです。
買い物や掃除などの家事代行も行っているので、オーダーメイド方式のサービス利用もできます。

もし体調の急変などイレギュラーな事態が発生した際には、関係各所と連携を取れます。
また電話に出なかった場合、1日3回を上限に時間を空けて連絡してくれるのも特徴です。

たまたま用事をしていて電話に出られないこともあるので、複数回かけてくれれば安心です。

シルバーコールセンター

シルバーコールセンターは高齢者の安否を確認するための見守りサービスになります。

シルバーコールセンターのおすすめポイントとして、オペレーターが女性中心である点です。
女性は男性と比較して一般的に細かな気配りができて、対応もソフトです。

このため連絡を受ける高齢者も気軽に話せるでしょう。
またオプションで10分程度の話し相手のオプションがついています。

オペレーターに話し相手になってもらうことで、孤独が解消されます。
高齢者が社会的に孤立すると、うつ病などを発症するかもしれません。

定期的に人と触れ合うことで、高齢者の精神的なコンディションを保てます。
シルバーコールセンターのサービスで見逃せないのは、無料お試し制度を用意している点です。

契約前に最長10日間、無料で利用できるお試し制度です。
実際に利用してから本格的に契約するかどうか決められるので、お金を無駄に費やす心配もありません。

家族にはその都度メールで報告します。
どのような話をしたかなどについても報告してもらえるので、安心です。

セコムみまもりホン2

セコムみまもりホン2はセキュリティ会社のセコムの提供する、見守りサービスです。
高齢者にとって安心なサービスとして、評判です。

というのも緊急時にはセコムに通報すると、スタッフが現場に直行してくれます。
しかも使い方も簡単です。

救急ブザー用のストラップがついているので、これを引っ張るだけです。
容体の急変時なども早期に現場に駆け付け対応してくれるので、最悪の事態を回避できるかもしれません。

また電話健康相談も受け付けています。
倒れるところまではいかないものの、何か体調面で気になる場合相談できます。

しかも相手は看護師で、医療のプロです。
無料で利用できるので、ちょっと気になることでも気軽に相談できます。

家族にとっても安否がすぐにわかるので安心でしょう。
何かあった場合でも、セコムは日本全国に約2,600か所拠点を有しています。
最寄りのところからスタッフが急行しくれるので、早い対応が可能です。

郵便局のみまもりサービス（みまもりでんわサービス）

郵便局では各種見守りサービスを実施しています。

みまもりでんわサービスもその一環です。
みまもりでんわサービスの魅力は、きめの細やかさにあります。

毎日電話をかけてくれるので、容体の急変などにもいち早く察知できます。
7〜14時と16〜21時の間で希望する連絡時刻を聞いてくれるのもおすすめポイントです。

電話に出る可能性の高い時間帯でお願いすれば、何度も繰り返し電話をかける必要もありません。
もし電話に出なかった場合、1時間以内に再度電話をかけます。

2回連続電話に出なかった場合、メールにて不在メッセージが送信されます。
みまもりでんわサービスの特徴として、メッセージを日替わりにしている点も見逃せません。

時期に応じたメッセージだったり、正しいうがいの仕方など役に立つ情報などバラエティに富んでいます。
高齢者も毎日電話に出るのが楽しみになるでしょう。

HOME ALSOK みまもりサポート

HOME ALSOK みまもりサポートは自治体における採用数、国内トップクラスなのが魅力です。
電話による見守りサービスにとどまらず、さまざまなサービスもついているからです。

しかも簡単に操作できるのもおすすめの理由といえます。
ボタン一つ押すだけで、いろいろなサービスが受けられるわけです。

HOME ALSOK みまもりサポートの端末には緊急ボタンが設置されています。
もし具合が悪いときにはこちらを押すだけで、ALSOKのガードマンが現場に急行してくれます。

持病やかかりつけ医を登録しておけば、その情報を救急隊員にも伝えることが可能です。

また相談ボタンを押せば、健康に関する気になることを相談できます。
相手は看護師資格を持った人ばかりで、24時間いつでも相談に乗ってくれるのもおすすめの理由です。

近年夏は日本全国どこでも猛暑になります。
そこで問題になるのは、高齢者が熱中症で自宅に倒れるケースが増加傾向にある点です。

もし熱中症リスクが高ければ、音声にて注意喚起するサービスも搭載されています。
警告することで、エアコンをつけるなど高齢者も適切な対策ができるでしょう。

まとめ

ここまで、電話型の高齢者見守りサービスについて解説してきました。

電話型の見守りサービスには以下のようなメリットがあります。

• 電話さえあれば利用開始できる
• 他のサービスに比べて費用が安い
• 監視されている感も少ない

ただし、電話の応答自体が面倒に感じる高齢者も少なくありません。
そういった場合は、高齢者側での操作や対応が不要な見守りサービスを選ぶようにしましょう。