高齢化が進む現代において、1人で暮らす高齢者(独居老人)の数は増加しています。
離れて暮らす親や家族が高齢になり、心配を抱えている人も多いでしょう。
そこで導入を検討したいのが「独居老人の見守りサービス」です。
サービスを導入すれば、1人暮らしの高齢者がいることへの不安の解消につながります。
しかし、今ではさまざまな種類の見守りサービスが登場しており、どのサービスを利用したらいいのか迷いますよね。
そこで本記事では、おすすめの独居老人見守りサービスを紹介します。
見守りサービス導入のメリットや選び方も解説しますので、ぜひご一読ください。
- 費用をおさえて離れて暮らす親を見守ることができる
- Wi-Fiや設置工事が必要ない
- 誤検知や無駄な通知がない
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独居老人とは?
独居老人とは文字通り、一人暮らしをする老人です。
老人というと、どの年齢から老人なのかという点が問題となりますが、「独居老人」と表記される場合は年齢にも決まりがあります。
独居老人の指す老人とは「65歳以上」と定められています。
つまり独居老人とは、65歳以上で一人暮らしをしているすべての方です。
独居老人の人数がますます増えてている
日本国内における独居老人は、増加の傾向にあります。
総務省が行う国勢調査の結果を見るとその傾向は顕著です。
調査年 | 女性独居老人 | 男性独居老人 | 合計 |
2000年 | 229.0万世帯 | 74.2万世帯 | 303.2万世帯 |
2010年 | 340.5万世帯 | 138.6万世帯 | 479.1万世帯 |
2020年 | 440.9万世帯 | 230.8万世帯 | 671.7万世帯 |
2010年といえば、第二次世界大戦終戦直後に生まれた、第一次ベビーブーム(1947~1949年生まれ)の世代が「老人」の世代に差し掛かった時期です。
そのため独居老人の数も一気に上昇し、その傾向は2020年も変わりません。
内閣府は「令和4年版高齢社会白書」では、今後の独居老人の増加傾向も予想しており、2040年には900万世帯近くになると予想しています。
2040年となると、第二次ベビーブーム(1971~1974年生まれ)世代が老人世代に差し掛かりますので、現実的な予想といえるでしょう。
さらに近年加速する未婚者の増加や、少子化ということも考えても、当分の間独居老人の数は増加していくことが予想されます。
h3高齢者が生きがいの無さを感じてしまう
独居老人に潜むリスクとしては生きがいを感じにくくなるということも考えられます。
すべての独居老人がというわけではありませんが、年を重ねるとどうしても外出すること自体億劫になってしまうのは間違いないでしょう。
ほかの人とコミュニケーションを取るのも煩わしくなってしまうと、どうしても孤独感が強くなり、生きがいを見つけられないということになりかねません。
生きがいと呼べるものがなくなると、毎日の生活にハリがなくなり、病気やけがのリスクが高まるという悪循環も考えられます。
高齢者の1人暮らしに潜む様々なリスクや課題
独居老人となる背景は「配偶者との死別」や「子どもに迷惑をかけたくない」などさまざまです。
なかには「気楽だから」と進んで一人暮らしを選ぶ人もいるでしょう。
しかし、高齢者の1人暮らしには多くのリスクが潜んでいます。
ここでは、高齢者の1人暮らしに潜むリスクや課題を見ていきましょう。
孤独死が起きやすい
1人暮らしの場合は、孤独死が起きやすいです。
日本少額短期保険協会の調査レポートによると「単独世帯」の割合は年々増加し、2020年には全世帯の約4割を占めています。
衰弱死や病死など亡くなる原因は異なりますが、単独世帯の増加は孤独死のリスクを高めているといえるでしょう。
参照:日本少額短期保険協会 孤独死対策委員会 | 第7回孤独死現状レポート
病気やけが・認知症発症の時に発見が遅れる
高齢者の1人暮らしの課題は、病気やけがをしたときに発見が遅れることです。
発見が遅れてしまうと、病気・けがの重篤化や死亡につながりかねません。
さらには、認知症のリスクもあります。
認知症は本人では気づかないケースがほとんどで、1人暮らしでは早期発見が難しいでしょう。
症状が進行すればトラブルが発生しやすくなるため注意が必要です。
社会的な孤立・高齢者が寂しさを感じる
社会的孤立感や寂しさを感じることも問題点の1つです。
日常の何気ない会話や、周囲との関わりあいを生きがいにする高齢者は多いでしょう。
しかし、1人暮らしでは話す機会が減り、社会とのつながりも薄れてしまいがちです。
孤独や寂しさから、自殺を選ぶことも少なくありません。
社会的な孤立は、さまざまな問題につながるリスクが潜んでいるといえそうです。
食生活が偏りがちに
独居老人の多くは、食生活にも問題を抱えています。
ほかの誰のことも考えずに、毎日の食事をするわけですから、どうしても自分の好きなものや、手間のかからないものに偏りがちになるでしょう。
高齢の方こそ毎日バランスよく食事を摂り、適度に運動することが求められます。
しかし、外に出るのが億劫で、食べるものも似たようなものばかりとなってしまえば、健康リスクは高まっていきます。
また、偏りだけではなく、食事の量も問題です。
自分ひとりでとなると、どうしても食が細くなってしまう方が多く、これも健康リスクに直結する大きな問題といえるでしょう。
冷蔵庫タイプ
冷蔵庫タイプとは、冷蔵庫の開閉データから日常生活を送れているかどうかを見守るというサービスです。
日立やシャープといった家電メーカーのほかに、自宅の冷蔵庫に設置する「まもりこ」というセンサーを設置するタイプもあります。
ほぼすべての高齢者の方が、毎日何らかの理由で冷蔵庫を利用すると思います。
その使用頻度をチェックするというのは一定の効果がある見守りサービスといえるでしょう。
ただし、家電メーカーのサービスを利用するには、何より冷蔵庫の買い替えが必要です。
またネット環境の整備も必要となりますので、初期投資としてはかなりの費用が必要になるという問題点があります。
また、分かるのは原則冷蔵庫の開閉データのみであり、それ以上の見守りはできません。
何か起きる前に予防するということはできず、以上が発生した場合に気づくのが早くなるというタイプの見守りサービスとなります。
離れた場所から高齢者の1人暮らし支援!「独居老人見守りサービス」とは?
高齢者の1人暮らしには多くのリスクが潜んでいることをお伝えしました。
不測の事態に陥らないためには、1人暮らしの課題解決への対策が必要になります。
結論として、1人暮らしの親や高齢者の問題を解決するためには「見守りサービス」の導入がおすすめです。
見守りサービスは、1人暮らしの親や高齢者の生活を支援するためのサービスを指し、導入には以下のようなメリットがあります。
- 孤独死の防止
- 病気やけが、認知症の早期発見
- 社会的な孤立や寂しさの解消
1人暮らしの親や高齢者を見守り、安心した生活を送れるようにサービスの導入を検討しましょう。
独居老人見守りサービスの選び方5つ
独居老人を見守るサービスには、さまざまな種類が存在しています。
そのため、導入には目的や状況にあわせてサービスを選ぶことが大切です。
ここでは、独居老人見守りサービスの選び方を5つ紹介します。
- 親の意向を尊重して選ぶ
- 親の状況にあわせて選ぶ
- サービスの費用で選ぶ
- サービスの使いやすさで選ぶ
- 専門家に相談して選ぶ
それぞれ以下で解説していきます。
親の意向を尊重して選ぶ
1つ目は、親の意向を尊重して選ぶことです。
心配するあまり、見守りサービスを利用しなければと考えがちですが、見守られることに抵抗を感じる高齢者も少なくありません。
まずは本人の意向を尊重し、話し合ったうえでサービスの導入を検討しましょう。
親の状況にあわせて選ぶ
2つ目は、親の状況にあわせて選ぶことです。
健康や認知機能の状態によって必要なサービスは変わってきます。
具体的には、以下のように状況を整理するとよいでしょう。
- 見守り頻度(例:24時間、2,3日に1度)
- 見守り方法(例:カメラやセンサー、訪問)
- 見守りへの抵抗(例:カメラによる監視は避ける)
- 健康状態(例:介護が必要、宅食が必要)
- 連絡手段(例:電話、メール、スマートフォン)
状況や目的が整理できると、サービスが選びやすくなります。
サービスの費用で選ぶ
3つ目は、サービスの費用で選ぶことです。
見守りサービスにかかる費用は「初期費用」「月額料金」「利用回数ごと」など、種類によって異なります。
1回数百円で済むものもあれば、月額数万円のものまでさまざまです。
状況にあわせたサービスを選ぶことは大切ですが、長期的な利用を視野に、無理のない範囲でサービスを選んでいきましょう。
サービスの使いやすさで選ぶ
4つ目は、サービスの使いやすさで選ぶことです。
サービスによっては、高齢者本人が操作しなければならないこともあります。
操作しにくく、うまく使えなければ見守りの機能は果たせません。
ネット環境や設置工事が必要かどうかも始めやすさ・使いやすさに影響してくるのでチェックしておくことをお勧めします。
高齢者本人はもちろんのこと、使用者にとっても簡単に操作でき、手軽に始められるサービスを選ぶとよいでしょう。
専門家に相談して選ぶ
5つ目は、専門家に相談して選ぶことです。
親が見守りに前向きでなかったり、費用負担が大きかったりと、サービスの導入に困ったときは、専門家への相談を検討しましょう。
身近には、以下のような相談先があります。
- 地域包括支援センター
- 市町村役場の相談窓口
- ケアマネジャー
自治体や民生委員など行政が提供しているサービスもあるため、悩んだときは上記の相談先に聞いてみることをおすすめします。
高齢者見守りサービスの選び方についてさらに詳しくは下記の記事をご覧ください。
独居老人見守りサービスおすすめ9種【タイプ別】
ここでは、独居老人見守りサービスのおすすめを9つ、タイプ別に紹介します。
種類 | 概要 |
センサー(電球)タイプ | 電球のスイッチON/OFFで安否確認ができるようになるタイプ |
センサー・カメラタイプ | 人感センサーやカメラを設置して安否確認をするタイプ |
アプリタイプ | スマホやタブレットに安否通知を送信できるアプリをダウンロードするタイプ |
通報・駆けつけタイプ(警備会社提供) | ボタンを押すことで24時間駆けつけを行ってくれるタイプ(機器の設置も可能) |
訪問・宅食タイプ | 宅食サービスなどのついでに安否確認をしてくれるタイプ |
介護タイプ | 介護サービスのついでに安否確認をしてくれるタイプ |
電話タイプ | 担当者が定期的に電話をかけて安否確認をしてくれるタイプ |
ボランティアタイプ | 地域によっては住民の見守りを行うボランティアがいる場合もある |
行政による見守り | 地方自治体や民生委員が安否確認を行うサービス |
以下で、特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
センサー(電球)
センサー(電球)タイプは、電球スイッチのオン・オフで安否確認を行う見守りサービスです。
点灯・消灯にあわせて通知が届く仕組みになっています。
メリット
- 手軽に始められる
- 見守りへの抵抗感が少ない
デメリット
- 緊急時の駆けつけはできない
- 健康状態まではわからない
センサー・カメラ
センサー・カメラタイプは、自宅にカメラや人感センサーを設置して安否確認を行う見守りサービスです。
カメラで様子を確認したり、センサーで異常を検知した場合に通知が届いたりします。
メリット
- 生活の様子がわかる
- 設置が簡単
デメリット
- 見守りに抵抗感がある
- センサーによっては誤検知の可能性がある
アプリ
アプリタイプは、スマホやタブレットにアプリを入れることで安否確認を行う見守りサービスです。
位置情報や内蔵カメラの検知によって状況を確認します。
メリット
- 手軽に始められる
- アプリは無料のものが多い
デメリット
- スマホの操作や携帯が必要
- デジタル機器が苦手な人には不向き
通報・駆けつけ(警備会社提供)
通報・駆けつけタイプは、緊急時に警備員が駆けつけて安否確認を行う見守りサービスです。
通報ボタンやセンサーによる異常の検知で警備員がすぐに駆けつけてくれます。
メリット
- 24時間365日いつでも駆けつけてくれる
- 防犯対策にもなる
デメリット
- 費用が高い
- ボタンを押さないと対応できない
訪問・宅食
訪問・宅食タイプは、定期的な訪問や食事の提供時に安否確認を行う見守りサービスです。
宅食により栄養管理を行うサービスや、郵便物を届けるスタッフが定期訪問するサービスなどがあります。
メリット
- 対面で安否確認ができる
- 料理や買い物の手助けとなる
デメリット
- 緊急時の駆けつけはできない
- 細かい健康状態まではわからない
介護
介護タイプは、介護スタッフの定期訪問により安否確認を行う見守りサービスです。
日帰りで施設に通うデイサービスや、ホームヘルパーが自宅で支援を行う訪問介護などがあります。
メリット
- 専門スタッフの見守りで安心感がある
- 介護サービスも受けられる
デメリット
- 緊急時の駆けつけは難しい
- 費用が高い
電話
電話タイプは、電話やメールでのやり取りをすることで安否確認を行う見守りサービスです。
スタッフが電話をかけて状況確認するものや、自動発信による電話やメールへの回答で安否確認を行うものまであります。
メリット
- 操作が簡単
- 変化に気づきやすい
デメリット
- 電話に抵抗がある人には不向き
- 本人が返答しなければ機能しない
ボランティア
ボランティアタイプは、近隣住民や地域のボランティアによって安否確認を行う見守りサービスです。
地域住民で協力しあって高齢者へのあいさつや声かけを行います。
メリット
- 無料で利用できる
- 社会的つながりを感じられる
デメリット
- 緊急時の駆けつけはできない
- 活動していない場合がある
行政による見守り
行政による見守りは、地方自治体や民生委員が安否確認を行うサービスです。
厚生労働省では、生活支援全般を提供する「地域包括ケアシステム」を推進しており、高齢者の見守り支援を積極的に行っています。
地域によっては高齢者の自宅へ定期的に訪問したり「見守りホットライン」を設置したりとシステム構築が進んでいます。
身近に行政の支援があることは心強い味方となります。
管轄地域に居住していれば誰でも無料で利用できるため、民間のサービスを導入するほどでない場合は、利用を検討してみるとよいでしょう。
スマートウォッチタイプ
スマートウォッチを活用した見守りサービスには、いろいろなアプリの活用が期待できます。
位置情報を取得できるのはもちろん、健康面を管理してくれるアプリ、バイタル測定ができる製品もあります。
また、スマートウォッチですから、当然通話によるコミュニケーションも可能です。
問題があるとすれば、そもそも高齢者の方がスマートウォッチを使いこなせるかという点が挙げられます。
また、位置情報を取得できるといっても、高齢者の方が常に装着していなければ意味がありません。
スマートウォッチで見守りをするという場合、しっかり高齢者の方と話し合い、常に装着することや、簡単な使い方をレクチャーすることが重要です。
湯沸かしポットタイプ
湯沸かしポットの電源ONOFFや、使用状況のデータから高齢者の状況を見守るのが湯沸かしポットタイプの特徴です。
毎日の生活で使用する電化製品を使用したサービスで、冷蔵庫タイプと違いネット環境が不要であるのもメリットといえるでしょう。
反面デメリットは、湯沸かしポットは年中常に使うものではないという点が挙げられます。
特に夏場などの暑い時期は、必然的に湯沸かしポットの使用頻度は減るため、正確な見守りデータを入手するのが難しくなります。
また、導入や運用のコストも安いとはいえず、利用する際は、高齢者の方の普段の生活を良く把握するのが重要といえるでしょう。
ペンダントタイプ
高齢者の方にペンダントを着用してもらい、そのペンダントのデータで見守りを行うというものです。
ペンダントタイプのものは、位置情報を取得できるため、高齢者の徘徊という問題にも対応可能です。
また、ペンダント自体に防犯ブザー機能がついているものも多く、高齢者の方を危険から守ることができるのも特徴と言えます。
ペンダントタイプの問題も、スマートウォッチ同様、高齢者の方が着用してくれないと意味がないという問題があります。
また、やはり高齢者の方に何かが起きないと対処できないため、事前に対処するのが難しいというのも問題でしょう。
ロボットタイプ
高齢者の方に家に、介護用ロボットを置くことで、見守りを行うというサービスです。
介護用見守りロボットには、見守り以外にも多くの機能が搭載されており、見守り以外の面でも効果が期待できるというメリットがあります。
特に注目すべきは会話機能です。
どうしても会話する機会が減ってしまう独居高齢者にとって、ロボット相手とは言え会話ができるというのは孤独感の解消に役立ちます。
そのほかにも天気予報などの情報提供機能や、スケジュール管理機能もあり、使いこなせば生活の助けにもなってくれます。
デメリットはやはり費用面が考えられます。
導入費用はかなり高額となりますので、しっかり検討してからの利用がおすすめです。
また、緊急事態に的確に対応できるというわけでもありませんので、この点でも不安は残ります。
電球を入れ替えるだけ!最もシンプルな独居老人見守りサービス「ハローライト」
ここまで、おすすめの見守りサービスを紹介してきました。
見守りサービスを始めたいけれど、どのサービスを選んだらいいか迷う場合は「ハローライト」がおすすめです。
ハローライトは、最もシンプルな独居老人見守りサービスです。
LEDスイッチのオン・オフによってお知らせが届く仕組みで、今ある電球を交換するだけですぐに見守りサービスを始められます。
ほかのサービスにあるような機器の導入に必要な工事や、Wi-Fi、電源なども要りません。
費用をおさえ、手軽に見守りサービスを始めたい方は、ぜひハローライトをご利用ください。
まとめ
本記事では、おすすめの独居老人見守りサービスを紹介しました。
サービスを選ぶ際は、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
- 親の意向を尊重して選ぶ
- 親の状況にあわせて選ぶ
- サービスの費用で選ぶ
- サービスの使いやすさで選ぶ
- 専門家に相談して選ぶ
今回の記事を参考に、親や家族の状況にあわせてサービスを選択していきましょう。
おすすめの見守りサービスは、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、あわせてご参照ください。