高齢者にウケる話を7つに厳選して紹介！会話する際の注意点も解説

「高齢者にウケる話が知りたい！」

「高齢者にどんな話をしたらウケる？」

上記のように、高齢者にウケる話について気になっている方も多いのではないでしょうか。

高齢者にウケる話には、出身地・ペット・天気・趣味など、さまざまな話題があります。

本記事では、高齢者にウケる話を7つに厳選して紹介していきます。

また、高齢者にウケる話をする際の注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

高齢者にウケる話とは？7つの話題を紹介

高齢者にウケる話は、以下の7つです。

• 高齢者の出身地についての話
• ペットに関する話
• 天気の話
• 高齢者が子供の頃の話
• 趣味に関する話
• 食べ物に関する話
• ニュースやテレビなどの話

さまざまな話題を用意しているので、本記事で紹介する内容を参考にしながら、各高齢者に適した話をしてみましょう。

実用性のある高齢者にウケる話を厳選しているので、ぜひ最後までご覧ください。

高齢者の出身地についての話

高齢者にウケる話の1つ目は、出身地についての話です。

故郷に対する愛着が強い高齢者も多いため、出身地に関する話はかなりウケが良いでしょう。

高齢者が昔の風景などを思い出して、懐かしさを感じられるのでおすすめです。

出身地に関する記憶は、幼少期の安心感や家族のぬくもりを思い起こし、心の安定をもたらします。

しかし、高齢者が幼少期の頃の記憶に良い思い出が無い場合は、ウケるどころか険悪な雰囲気になる可能性も考えられます。

高齢者の方と仲良くなり、「出身地についての話をしても問題ない」と思えた場合には、非常に有効なウケる話です。

「私は大阪出身ですが、〇〇さんはどちらに住まわれていたのですか？」など、当たり障りのない簡単な質問から始めていきましょう。

その後、「山に囲まれた場所だったのですか？」「方言はありましたか？」など、少しずつ話を深掘りしていくのがおすすめです。

ペットに関する話

高齢者にウケる話の2つ目は、ペットに関する話です。

コロナの流行以降は、ペットの世話をする高齢者も増えており、身近な話題として話しやすいでしょう。

犬や猫の可愛らしいしぐさの話をしたり、一緒に過ごした楽しい時間の思い出を共有しあったりするなど、高齢者にウケるのでおすすめです。

動物が好きな人同士であれば、年齢に関係なく話を弾ませやすく、「私の犬も同じ行動をしていました」など共通の体験で話が弾みます。

また、ペットの写真を見せてもらったり、名前の由来を聞いたりすることで、自然に会話を続けやすくなります。

初めは、「犬と猫どちらが好きですか？」など簡単な質問から始めていきましょう。

ペットとの別れなどの悲しい話ではなく、楽しかった思い出を聞けば、高齢者にウケる可能性が高まります。

天気の話

高齢者にウケる話の3つ目は、天気の話です。

天気に関する話は、年齢に関わらず誰もが共有できるため、会話のきっかけ作りに最適です。

特に高齢者と出会って間もない場合などは、当たり障りのない天気の話から始めることをおすすめします。

政治や宗教などのように、意見が分かれることなく、誰でも気軽に話せる点が大きなメリットです。

晴れ・雨・くもりなど、日々変わる天気に合わせて会話を始められます。

さらに、日本は四季があるため、季節ごとの話題も話のきっかけになるでしょう。

「今日は少し暖かいですね」などの質問からスタートして、「これくらいの気温が過ごしやすいですか？」と話を深めていくのがおすすめです。

また、高齢者は、長年の経験から天気の変化を読み取る知識も豊富です。

「明日は雨になりそう」といった予測をすることで、経験の豊かさを示すことができるため、高齢者の承認欲求を満たす効果も期待できます。

高齢者が子供の頃の話

高齢者にウケる話の4つ目は、子供の頃の話です。

幼少期の記憶は、感情と強く結びついて長期記憶として保持されやすいと言われています。

そのため、高齢者でも鮮明に思い出すことができます。

大人になると複雑な人間関係や社会的な責任が伴うため、良い思い出が少ないという高齢者も少なくありません。

しかし、子供の頃の素直な楽しい出来事を思い出せば、気持ちも明るくなります。

「〇〇さんが子供の頃はどんな遊びをしていましたか？」のように話題を切り出して、私たちの子供の頃の遊びと比較してみると、盛り上がりやすいでしょう。

そのほか、高齢者にウケる話として、子供の頃を振り返る際には「どんなおもちゃで遊んでいましたか？」「運動会の競技はどんなものがありましたか？」などもおすすめです。

趣味に関する話

高齢者にウケる話の5つ目は、趣味に関する話です。

趣味は高齢者の生きがいになっていることも多く、個人の情熱や専門性を活かせるため、生き生きとした表情で会話をすることができます。

長年続けてきた趣味には、高齢者の深い知識や技術が蓄積されており、それらの経験を語ることで、達成感や自己有用感を得られる点も大きなメリットです。

また、高齢者の趣味は、仕事や子育てなどの義務を伴うものとは異なり、純粋に楽しさを求めて取り組むものです。

そのため、高齢者にウケる話として、趣味の話はかなり効果的であると言えます。

中には、趣味と呼べるかどうかが分からない高齢者もいるため、少し曖昧にして「時間がある時は何をされていますか？」のように質問するのがおすすめです。

趣味に関する話が高齢者にウケれば「いつからその活動を続けているのですか？」など、深掘りしていきましょう。

食べ物に関する話

高齢者にウケる話の6つ目は、食べ物に関する話です。

食べ物も年齢に関わらず、誰とでも話しやすい話題のひとつです。

特に味覚の記憶は、感情と深く結びついていると言われているため、高齢者にウケる話としておすすめできます。

食べ物に関する話は、地域の特色・家庭の味・特別な日の料理など、豊富な話題があります。

家族との団らんや季節の行事、人生の節目などのイベントにも食事は結びついているため、高齢者からのウケも良いでしょう。

「今日のお食事はいかがでしたか？」と話しかけると、食べ物に関する話を広げやすくなります。

話が盛り上がってきたら「苦手な食べ物はありますか？」「地元の名物料理は何ですか？」など、出身地についての話や子供の頃の話などに繋げることもできます。

ニュースやテレビなどの話

高齢者にウケる話の7つ目は、ニュースやテレビなどの話です。

テレビは高齢者の主要な情報源であり、多くの方が関心を持っているためウケも良い場合が多いです。

実際にソニー生命保険の調査によると、高齢者の楽しみのランキングで「テレビ/ドラマ」が2位にランクインしています。

ニュースやテレビなどが高齢者にウケるのは、情報を共有することで社会参加しているという感覚を得られることが理由です。

高齢者は、身体機能の低下などによって外出や社会活動への参加が制限されるケースが多くなります。

しかし、テレビを通じて社会の動きを見ておけば、時代から取り残されていないという安心感が得られます。

そのため、高齢者はニュースやテレビなどに関心を示しやすいです。

テレビを視聴中であれば「この番組を良く見るのですか？」と声をかけたり、「テレビは良くご覧になりますか？」と話しかけたりしましょう。

高齢者がテレビやニュースに関心があると分かれば、「この前のニュースについてどう思いますか？」「どんな番組が好きですか？」など、深掘りしていきます。

テレビやニュースなどの情報に対する高齢者の意見を引き出してあげるとより良いです。

参考：シニアの生活意識調査2024 | ソニー生命保険

高齢者にウケる話をする際の注意点

高齢者にウケる話をする際の注意点として、以下の3つを解説していきます。

• 絶対に避けるべきNG話題
• 話し方や聞き方のルール
• 認知機能の状態に応じた対応

絶対に避けるべきNG話題

高齢者にウケる話をする際の注意点1つ目は、絶対に避けるべきNG話題を把握しておくことです。

例えば、以下のような話題はウケるどころか、高齢者との関係性を悪化させる恐れがあります。

• 家族関係を過度に詮索する話
• 政治や宗教に関する話
• 病気や死の不安を煽る話

高齢者と信頼関係が築けていれば、家族の話をしても問題ない場合もあります。

しかし、未婚の子供がいる・家族と疎遠になっている・配偶者を亡くしたなど、さまざまな状況の高齢者がいる可能性も想定しておかなければなりません。

また、政治や宗教に関する話題は、高齢者との対立を生む可能性が考えられます。

政治や宗教に関する話になったら、中立的な立場で返事をするのがおすすめです。

そのほか、病気や死などの不安を煽る話は避けて、前向きな話題に変えることが重要です。

話し方や聞き方のルール

高齢者にウケる話をする際の注意点2つ目は、話し方や聞き方です。

高齢者は、加齢によって聴力が低下している可能性が高いため、早口を避けてゆっくりと明瞭な話し方にする必要があります。

「アクティビティ」などのカタカナを使うのではなく、「活動」のような高齢者でも理解しやすい言葉を使用することが望ましいです。

また、高齢者にウケる話をする際には、話題の提供をした後は聞き役に回るのがおすすめです。

高齢者は、長年の経験や知識を誰かに伝えたいという欲求を持っていることが多いため、聞き役に回ると満足してもらえるでしょう。

高齢者とのコミュニケーションについては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

コミュニケーションについて学んでおくことで、高齢者にウケる話をより盛り上げられるようになります。

認知機能の状態に応じた対応

高齢者にウケる話をする際の注意点3つ目は、認知機能の状態に応じた対応をすることです。

認知機能の低下が見られる高齢者の場合は、複雑な内容は避けてシンプルな話題を選ぶのがおすすめです。

例えば、質問をする場合、「りんごといちごのどちらが好きですか？」よりも「りんごは好きですか？」のように単純な質問の方が答えやすくなります。

高齢者の認知機能が低下しているかもしれないと感じている方は、以下の記事もご覧ください。

高齢者にウケる話で場を盛り上げよう 本記事のまとめ

本記事では、高齢者にウケる話を7つに分けて詳しく解説しました。

出身地・ペット・天気・食べ物・趣味など、さまざまな話があるので、高齢者の反応を見ながら話題を提供してみましょう。

しかし、高齢者にウケる話をする際には注意点もあるため、本記事で紹介した内容を参考にしながら会話することをおすすめします。

高齢者にウケる話で、場を盛り上げていきましょう。