高齢者がスマホを使えない理由はなに?活用すれば生まれる4つのメリットを解説

「スマホを持っているけど、画面を間違って押してしまわないか心配…」
「スマホの使い方を教えてもらっても、すぐに聞いた内容を忘れてしまう…」

このようなことで、スマホをうまく使えずに悩んでいる高齢者の方が多いのではないでしょうか?

本記事では、高齢者のスマホ利用の現状と使えない理由、使いこなすためのポイントについて紹介します。

最後まで読むと、高齢者がスマホを活用しやすいタイミングがわかり、日常生活に取り入れられるようになります。

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目次

スマホを使いこなせない高齢者の現状

高齢者のスマホを持つ人が近年増えていますが、うまく使いこなせていない場合が多いのが現状です。

ここでは、どのくらいの高齢者がスマホを活用できているのか見ていきましょう。

高齢者のスマホ利用率

高齢者のスマホ利用率は内閣府が2023年に郵送法で行った調査によると、80.5%の高齢者が利用しており、残りの19.3%は利用していないと回答しています。

利用していない方の理由として、「どのように使えばよいかわからないから」「必要があれば家族に任せればよいと思っているから」などが挙げられていました。

参照:内閣府「情報通信機器の利活用に関する世論調査(令和5年7月調査)」

高齢者のうち約8割がスマホを所有しており、日常生活で使用の機会があります。

高齢者がスマホを使いこなせているかの意識調査

株式会社NTT モバイル社会研究所の2024年の調査で、高齢者がスマホを所有している割合と使いこなせているかどうかの割合がわかっています。

60代では、ほとんどの方がスマホを所有しており、半数以上が使いこなせていると回答しました。

一方70代になるとスマホを所有していても、うまく使いこなせていない人が多いのが現状です。

年代所有率
60代91%約60%
70代83%約40%
80代62%約30%

引用:株式会社NTT モバイル社会研究所「70代のスマホ所有率さらに増加し8割を超える」,「70代約6割、80代は約7割がスマホ使いこなせていないと実感

高齢者がスマホを使えない4つの理由

高齢者の年齢が上がるにつれて、スマホを使いこなせていない割合も増加します。

高齢者がスマホを使えない理由は、以下の4つです。

  1. スマホの操作や専門用語が分からない
  2. スマホの使い方を何度聞いても覚えられない
  3. スマホを使った詐欺や高額な請求が怖い
  4. スマホを使う頻度が少なく定着しない

高齢者がスマホを使えない理由を一つずつ解説します。

1. スマホの操作や専門用語が分からない

スマホが使えない高齢者の多くが、スマホの操作や専門用語がわかっていません。

若い世代にとって当たり前の単語が、高齢者には初めて知る言葉やツールになるのです。

例えば、Wi-Fi・アプリ・ダウンロードなどの専門用語が理解できず、スワイプやタップにも戸惑いを感じる人がいます。

2. スマホの使い方を何度聞いても覚えられない

高齢者は、記憶力の低下で新しいことを聞いても覚えられない場合があります。

家族に何度も同じことを質問してしまったり、できないことが連続したりすると、学ぶ意欲がなくなってしまうでしょう。

メモを取るにも覚える量が多く、一つずつ文章にするのは大変なので、必要最低限の機能を覚えるだけで精一杯になってしまいがちです。

3. スマホを使った詐欺や高額な請求が怖い

スマホの使い方がわからない高齢者は、詐欺や高額な請求に対する恐怖心が強いです。

テレビのニュースでもよく取り上げられているので、印象に残っている方が多いでしょう。

「うっかり触ってしまって高額請求されたらどうしよう…」
「騙されていることに気づかず、個人情報が漏れるのが怖い…」

といった不安から、スマホの利用が消極的になる傾向があります。

4. スマホを使う頻度が少なく定着しない

高齢者は今までスマホを使わずに生活してきたため、スマホが無い生活にも慣れています。

また、高齢者同士のコミュニケーションにもスマホを使う必要がないため使用頻度が増えません。

頑張って操作を覚えたとしても、スマホを使わない日が続けば使い方を忘れてしまい、使う頃に再度学びなおす状況になりやすいです。

高齢者がスマホを使いこなす4つのメリット

高齢者がスマホを使えるようになることで得られるメリットを4つ解説します。

  1. 離れて暮らす家族と気軽に連絡が取れる
  2. ネットショッピングの利用で買い物が快適になる
  3. 新しい趣味ができる
  4. 家族がリアルタイムで生存確認できる

現代社会において、スマホを使う機会が年々増え続けています。

高齢者の暮らしが快適になるメリットをそれぞれ解説します。

1. 離れて暮らす家族と気軽に連絡が取れる

一人暮らしをしている高齢者にとって、家族と気軽に連絡が取れるようになるのは大きなメリットの一つです。

LINEやビデオ通話アプリを活用すれば、離れて暮らす家族と顔を見ながら会話が楽しめます。

また、孫の成長を写真や動画で共有してもらえれば、直接会える機会が少なくても見届けることが可能です。

親子のやり取りもスマホ同士の方がスムーズになるので、コミュニケーションの幅が広がるでしょう。

2. ネットショッピングの利用で買い物が快適になる

外出が困難になってくる高齢者にとって、ネットショッピングは大きな助けになります。

重い荷物を持ち歩く必要がなく、天候に左右されずに買い物ができるため、日常生活の質が向上します。

またセールが頻繁に開催されたり、価格比較も簡単にできたりと節約にもつながりやすいです。

買い物の際は、生鮮食品や軽いもの、スーパーの方が安い商品などを購入し、残りはネットショッピングで買うようにするとメリットになるでしょう。

3. 新しい趣味ができる

高齢者がスマホを使えるようになると、新しい趣味も見つけられるかもしれません。

動画視聴・ゲーム・電子書籍などスマホは通話以外の機能も豊富なので、新しい趣味につながりやすいです。

料理や園芸の動画を見ながら真似したり、脳トレアプリで認知機能を維持したりすると、今後の人生も豊かに広げられる可能性が高まります。

4. 家族がリアルタイムで生存確認できる

高齢者がスマホを活用できれば、家族にもメリットがあります。

位置情報共有アプリや健康管理アプリを活用することで、離れて暮らす家族が高齢者の安否をリアルタイムで確認できます。

「今日も元気に活動している」という情報が共有できれば、家族への安心感につながります。

また万が一のときに、素早い対応ができる可能性も高まるでしょう。

一人暮らしの高齢者を見守れる生存確認アプリは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

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高齢者がスマホを使ううえで注意すべきこと

高齢者がスマホを使う際には、注意すべき点もあります。

スマホ使用時に特に気をつけるべきことをここで解説するので、安心して使い続けるために知っておいてください。

高齢者を特殊詐欺から守るには限界があり自己判断力が必要

高齢者がスマホを使用する際に恐怖心を抱いている方が多いですが、特殊詐欺から身を守るには判断力が必要です。

フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などのオンライン犯罪は、年々巧妙化しています。

スマホを守るためのフィルタリング設定や注意喚起だけでは完全に防ぐことは難しいのが現状です。

スマホを使う高齢者自身が以下のような行動で、気をつける必要があります。

  • 知らない番号からの電話やメッセージには応答しない
  • わからないと思ったら触らない
  • 一人で悩まない

日常的な使用で犯罪に巻き込まれる可能性は低いですが、巻き込まれないためにも念頭に置いておきましょう。

長時間の使用で姿勢の悪化や外出頻度が減少

スマホの長時間使用は、姿勢の悪化や目の疲れを引き起こす可能性があります。

また、スマホの利用が増えて家の中で用事が完結するようになると、外出頻度が減り運動不足や社会的孤立を招くリスクもあります。

便利なスマホですが、適度な使用を心がけましょう。

高齢者の外出頻度が減少すると起こり得る問題点については、以下の記事で詳しく解説しています。

スマホが使えない高齢者が使えるようになる3つの対策

なかなかスマホの使い方が上達しない高齢者は、ここで解説する3つの対策を行ってみましょう。

  1. 家族にスマホの使い方を教えてもらう
  2. 高齢者向けの自治体が開催するスマホ教室に参加する
  3. 毎日スマホに触れて慣れる

一つずつ解説するので、まずは行動するのがおすすめです。

1. 家族にスマホの使い方を教えてもらう

高齢者がスマホを使いこなせるようになる最も身近な方法は、家族に教えてもらうことです。 

家族にペースを合わせてもらいながら、用語の意味や操作手順を教えてもらいましょう。

隣で紙に操作方法の流れを書き出すのも効果的です。

家の中でゆっくり落ち着いてできるので、リラックスした環境で学べます。

2. 高齢者向けの自治体が開催するスマホ教室に参加する

家族と一緒に暮らしていない高齢者は、自治体や携帯ショップの高齢者向けのスマホ教室に参加するのもおすすめです。

定期的に開催されており同世代の方々と一緒に学べる環境なら、質問しやすく継続的な学習につながります。

また、専門のインストラクターから正しい知識を得られる点も大きなメリットです。

3. 毎日スマホに触れて慣れる

高齢者がスマホの使い方を覚えるには、日常的に触れることが不可欠です。

日常生活の中で取り入れやすい機能から使ってみましょう。

例えば、以下のような使い方があります。

  • 写真を撮る
  • 電卓で計算する
  • 天気予報を確認する
  • カレンダーに予定を入れる

毎日少しずつ利用シーンを増やしていけば、自然と操作に慣れていきます。

スマホは失敗を恐れずに毎日使ってみることが、上達への近道です。

スマホがうまく使えない高齢者はまわりの人に教えてもらいましょう

高齢者のスマホ利用率は年々上昇していますが、多くの方が「使いこなせていない」と感じています。

高齢者は操作や専門用語の難しさ・詐欺への不安・記憶力の低下からスマホを十分に活用できていません。

家族とのコミュニケーションや生活の利便性向上などで使いこなせると、得られるメリットも大きいです。

家族のサポートやスマホ教室への参加、日常的な利用習慣から、少しずつ使いこなせるようになるのがポイントです。

無理なく楽しみながら、自分のペースでスマホの使用範囲を広げていきましょう。

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この記事を書いた人

電球型高齢者見守りサービス「ハローライト」の開発・販売を行っています。見守りサービスに関する基礎知識からサービスの選び方までわかりやすく解説。自社サービスに偏ることなく中立な立場から記事を執筆いたします。

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