導入事例
東京都 日野市都市計画課様
日野市居住支援協議会の住宅確保要配慮者に対する相談事業
「あんしん住まいる日野」で導入いただきました。
一般的な電球からIoT電球「HelloLight」に交換するだけで、
点灯を検知して入居者の見守りを実現しました。
「HelloLight」の点灯や消灯の形跡がない場合、
日野市都市計画課・日野市社会福祉協議会等・ホームネットに
異常検知のメールが届くと、親族やケアマネジャー等の福祉関係者が連携して安否確認を行う取り組みです。
詳しくは
こちら
。
提供:
ホームネット株式会社
※本事例については、ホームネット株式会社までお問い合わせください。
設置イメージ(単身高齢者等の賃貸住宅)
東京都 日野市鹿島台自治会様
ハローライトを活用し、高齢者見守り事業に積極的に取り組んでいる東京都日野市鹿島台自治会。本事業の事務局メンバーとして参加されている平井様ご夫妻にお話を伺いました。
(取材日:2021年4月23日)
<鹿島台自治会・鹿島台防災会の世帯数および体制>
自治会会員数(世帯数):756世帯
役員:11名 民生委員:1名 班長:25名
※2021年4月現在
写真:鹿島台防災会の役員 平井様ご夫妻
ハローライトを活用し高齢者見守り事業を
始めた経緯を教えてください。
鹿島台自治会は、高度成長期に鹿島建設が初めて民間向けに造成販売した多摩丘陵地にある自治会です。丘陵地ならではの心配ごととして、立川断層を起因とする大震災時の土砂災害やよう壁の崩れなどがあります。特に、災害時に独居高齢者への対応を自治会としてどうすれば良いのかが課題となっておりました。台風とは異なり、大震災はいつ何時発生するかがわかりません。高齢者が大震災時に在宅だったのか、不在だったのかだけでも把握できれば、迅速な救助に繋がるはずと考え、その方法を検討していました。
これまで検討した方法は、どれも高価で複雑なシステムばかり。自治会だけでは取り入れられません。そんな時、民生委員の方より「ハローライト」をご紹介いただきました。「ハローライト」は高齢者見守りシステムですが、二次的な利用として、災害時の「在宅・不在」が判断きるのではと考えました。その上で、わたし達は「ハローライト」が安価でシンプル、自治会でも簡単に取り入れやすい事に驚きました。独居高齢者の見守りもできて、一石二鳥です。
さっそく、高齢者の見守りと災害時安否確認システムとして「ハローライト」の導入を自治会役員内で検討しました。そして自治会の会員や近隣住民に説明会を開催し、延べ87人もの参加がありました。今現在は10名の方に導入し、自治会で毎日安否確認をしております。
見守りの体制について教えてください。
前日の状況を、翌日10時にハローライトのシステムからメールが届く設定にしています。利用者のご家族、民生委員、自治会役員の三者が毎日10時にメールを確認して対応しています。異常があった場合、民生委員または民生委員が依頼した者が見守り高齢者の自宅に訪問し、その結果を三者に共有しています。民生委員が不在や対応できない場合、自治会役員が代行して安否確認を手順通り必ず行います。
実際にハローライトを導入してみて
いかがでしたか。
いままで使っていた電球を交換するだけ、簡単で良かったです。ドライバーもコンセントの必要もありません。そのあとは10時のメール確認だけ。仕事の片手間にもできます。まったく負担に感じませんね。メールの設定も非常に簡単でした。
「ハローライト」を通じて、普段関わりのなかった世代の違う方と気軽にお話しができるようになったのも嬉しいことです。日々の生活や困り事を知ることができるようになり、地域との繋がりが強くなったように感じます。こんな想定もしていなかったコミュニケーションができるようになるなんて、驚きますね。
今後の取り組みについてお聞かせください。
現在は試験的に導入したため小規模となっておりますが、非常に手応えのある事業であることを自治会として確認できました。見守りが必要な方全員に導入し、鹿島台に安心して暮らしてもらいたいです。助成金活用も視野に入れて、積極的に活動したいですね。
昨今、近隣住民の関係が希薄になっている事が問題視されていますよね。あいさつ程度なら良いけど、それ以上は深く関係を持ちたくないという方は少なくないと感じます。隣組という感覚は昭和の遺物で、今の若い人には当てはまらないんだと思います。ゆるく・さりげなく、でもしっかりと「高齢者の見守り」ができる「ハローライト」は今の時代にとてもマッチしたシステムだとおもいます。鹿島台自治会だけではなく、日野市の高齢福祉課や他の自治会にも「ハローライト」をおすすめしていきたいと考えています。