「高齢者の自転車は何歳まで?」
「高齢者は何歳まで自転車に乗れるのか知りたい!」
上記のように、高齢者は何歳まで自転車に乗れるのか気になっている方も多いでしょう。
結論、高齢者が何歳まで自転車に乗れるかは、法律的な定めがありませんが、事故の件数・認知機能・身体機能を考慮すると60代までが無難であると言えます。
本記事では、高齢者の自転車は何歳までかについて詳しく解説していきます。
法律・事故の件数・認知機能・身体機能の4つの観点から調査しているので、ぜひ参考にしてください。
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高齢者の自転車は何歳までなのか気になっている方も多いでしょう。
ここからは、以下4つの観点に分けて、高齢者は何歳まで自転車に乗れるのかを紹介していきます。
- 法律
- 事故の件数
- 認知機能
- 身体機能
それぞれの観点から、詳しく見ていきましょう。
また、高齢者の自転車の運転をやめさせたいと考えている方は、以下の記事もご覧ください。

①法律
高齢者の自転車は何歳までかを判断するために、法律的な観点から見ると制限はありません。
自動車の場合は75歳以上の高齢者に、認知機能検査・高齢者講習を受講する義務があります。
しかし、高齢者が自転車に乗ることに対しては、法的な制限がまったくありません。
そのため、法的な観点で見ると「高齢者の自転車に何歳まで」という制限はないと言えます。
自転車だけではなく、車の運転もやめて欲しいと考えている方は、以下の記事も参考にしてください。

②事故の件数
高齢者の自転車は何歳までかを事故の件数から見ていく場合、60歳までが無難だと言えます。
年をとればとるほど、自転車の事故が増加します。
特に高齢者の自転車事故の割合は、70歳以上で急激に増加するため注意が必要です。
実際に内閣府が出している情報をもとに、自転車事故の件数について以下の表にまとめました。
年齢 | 事故の件数(10万人あたり) |
---|---|
40~49歳 | 0.26 |
50~59歳 | 0.34 |
60~69歳 | 0.73 |
70~79歳 | 1.61 |
80歳以上 | 3.20 |
50代から60代になると、高齢者の自転車事故の件数が2倍以上に増加します。
また、60代から70代に移行した場合も同様に、自転車事故の件数が2倍以上になっています。
70代から80歳以上になると、さらに2倍ほど高齢者の自転車事故の件数が増加していることが表から読み取れました。
これらのことから、高齢者の自転車の運転は、60歳までであると言えます。
③認知機能
高齢者の自転車は何歳までかを判断するために、認知機能の変化から見ていきましょう。
脳は20代を過ぎてから徐々に萎縮していき、50歳あたりから少しずつ認知機能が低下していくと言われています。
さらに、60代から脳の萎縮が顕著になり、80歳で10~20%も萎縮してしまいます。
この脳の萎縮は、神経細胞の減少が原因であると考えられており、認知機能の低下につながりかねません。
認知機能が低下した状態では、道に迷ったり、交通状況の適切な判断ができなくなったりするなど、高齢者の自転車の運転に影響を与える可能性があります。
「高齢者の自転車は何歳まで?」という疑問を認知機能の低下という側面から考えた場合、脳の萎縮が顕著になる60代と言えるでしょう。
参考:認知機能と認知症のお話し
④身体機能
高齢者の自転車は何歳までかを判断するために、身体機能の変化から見ていきます。
まず、高齢者は若い方に比べて筋肉量が大幅に減少しています。
筋肉量の減少は25~30歳頃から始まり、70歳になる頃にはかなりの筋肉が減るケースがほとんどです。
例えば、20歳の頃の筋肉量は、70歳になると約30%ほど低下してしまうと言われています。
また、骨量も加齢によって減少していきます。10代後半から20代にかけて骨量が最も多くなり、40代までは骨量が維持されるケースが多いです。
しかし、40代後半から50代から骨量の減少が始まり、どんどん骨がもろくなっていきます。
そのほか、高齢者が自転車に乗るうえで特に重要な平衡感覚も、加齢によって減少していきます。
20代の平衡感覚を100%とすると、50代でおよそ48%にまで低下してしまうほどです。
以上のことから、身体機能の低下という側面から見ると、高齢者の自転車は50~70代でやめておくことが無難であると言えます。
参考:運動機能の老化 | 健康長寿ネット
参考:【5】加齢に伴う身体機能の低下
高齢者が自転車に何歳まででも乗ることのリスク
高齢者が「自転車に何歳まででも乗りたい」と言っているケースも少なくありませんが、高齢者が自転車に乗り続けていると、さまざまなリスクが伴います。
高齢者が自転車に何歳まででも乗ることのリスクは、以下の3つです。
- 周囲の人に迷惑をかける恐れがある
- 事故による怪我の程度が大きくなる
- 心理的な影響が増加する
しっかりとリスクを理解しておけば、高齢者が何歳まで自転車に乗ることができるかを判断しやすくなります。
周囲の人に迷惑をかける恐れがある
高齢者が自転車に何歳まででも乗ることのリスクの1つ目は、周囲の人に迷惑をかける恐れがある点です。
加齢によって、反応速度の低下・視力や聴力の衰え・バランス感覚の変化などが起きやすくなります。
高齢者が自転車を運転する際に、車線変更時の安全確認ができなかったり、歩行者や他の自転車との間隔がつかめなかったりする恐れがあります。
特に人が多い道路や歩道では、ふらふらした高齢者の運転が他の通行者の迷惑になりかねません。
また、認知機能が低下した高齢者の場合は、信号の変化に対する反応が遅れて、車にも迷惑をかけてしまう可能性も考えられます。
重大な事故を起こす可能性が高まるため、高齢者が何歳まででも自転車に乗ることはリスクが大きいと言えます。
事故による怪我の程度が大きくなる
高齢者が自転車に何歳まででも乗ることのリスクの2つ目は、事故による怪我の程度が大きくなることです。
歳を取るにつれて、骨密度が低下していくため、事故を起こした際に高齢者の骨が折れやすくなっています。
さらに、筋力の低下も自転車の自己による怪我の被害が大きくなる原因の1つです。
筋力が低下しているため、高齢者が自転車に乗っている際に転倒すると、受け身を取れない場合があります。
十分に受け身が取れないと、ちょっとした事故でも大きな怪我につながる可能性が高くなるため、注意が必要です。
また、治癒能力が低下している点も相まって、自転車の事故による怪我が長引きやすい点も気を付けなければなりません。
心理的な影響が増加する
高齢者が自転車に何歳まででも乗ることのリスクの3つ目は、心理的な影響が増加することです。
高齢者は身体機能や認知機能が低下しているため、自転車に乗っていて転倒したり、事故を起こしたりするケースが多いです。
過去の事故や転倒の経験が原因で、恐怖心や不安を抱きやすくなる高齢者も少なくありません。
高齢者の自転車事故は、単に身体的な傷を負うだけではなく、自信や自立性を失う原因になる場合もあります。
高齢者が年齢を重ねても自転車に乗り続けることにはリスクが伴い、その不安が心理的な影響を及ぼし、外出の頻度が減少することも少なくありません。
高齢者が外出しないことによる問題点が気になる方は、以下の記事も参考にしてください。

高齢者は何歳まで自転車に乗れる? 記事のまとめ
本記事では、高齢者の自転車は何歳までかについて詳しく解説しました。
高齢者が何歳まで自転車に乗れるかは、法律で定められていないため、自分で判断する必要があります。
しかし、事故の件数・認知機能・身体機能などの観点から調査した結果、高齢者の自転車は60代までが無難であると言えます。
高齢者が何歳まで自転車に乗れるかは、認知機能や身体機能など個人差に左右されますが、乗り続けることに伴うさまざまなリスクを理解しておくことが大切です。
本記事で紹介した内容を参考にしながら、高齢者が何歳まで自転車に乗るかを考えてみましょう。
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